2022-01-01から1年間の記事一覧

brand new days

これがおそらく今年最後の投稿になる。 明日の仕事は22時まで。元旦と2日も朝から仕事だ。 24時間365日、必ず誰かが働いている職場だから。 昨年の今頃は、 高校時代からの友だちや先輩に会いに行って、久しぶりに地元で遊んで 大学時代からの友だちに会い…

氷雪を融かす

氷点下の世界になってしまった。 真っ白になった道を踏みしめて仕事場へ行き帰りしている。 しかし新しいブーツはとても暖かくて、完全防水で、完全に雪道仕様。 職場で支給されたアウトドア用の高機能パーカーを着込み、ダウンコートを着る。 そしてこれも…

プレゼント

今年はクリスマスイブもクリスマスも、朝から仕事だ。 子どもたちとの恒例のクリスマスを過ごすことができないので 少し早いけれど、今日プレゼントを渡した。 前々から一緒に相談して、リクエストされていたもの。 長男は財布、次男はギズモ(グレムリンに…

炎(かげろい)

東(ひむがし)の野に炎(かげろい)の立つ見えてかへり見すれば月傾(かたぶ)きぬ (万葉集一巻48 柿本人麻呂) 6時過ぎに夜勤を終え、西へ向かう帰路につくと 背後に曙が広がり、正面に白い月が見えた。 692年の明け方に見えたのはこの空だったのだろう…

パンがなくても

ひとつひとつ、順々にこなしていけばいいんだなとわかってきた。 自分の不出来さにいちいち落ち込んだり反省したりせず、あまり考えずにいても、 繰り返していると上達していくようだ。 ベイトソン用語で言うと「学習0」に入るのかな?反復学習。 習うより…

傘を差しかけて

昨日はほんのわずかな時間だったけれど、親友と子どもたちと一緒に過ごすことができた。 3年ぶりだっただろうか。 子どもたちにとっては近しい親戚のような存在だ。ほぼ家族だ。 子どもたちは健やかに育っているねと言ってもらえて、安心した。 私は親バカ過…

正しい選択

冷たい雨が降るごとに、冬の空気が濃くなっていく。 珍しく今日は、ぽっかり空いた休日。 1年前のことを思い出す。 生活の糧をどう得ることができるのか目処が立たず、 つてを頼ろうとしてみたり、ハローワークに通ってみたり、資格試験の勉強を始めてみたり…

小石

私が少し落ち込んでいたりするとすぐに気づいてくれる友だち。 離れていても、メールでも、電話でも、あるいはこのブログでも、 私の様子を気にかけ、思ってくれているのがとても嬉しい。 そしてそんな友だちが、私には本当にたくさんたくさんいてくれる。 …

いばら道 

木々がざわざわ揺れている。 妙に暖かく、風が強い。 今日も今日とて波乱の日だった。 「虚しく思えてしまうこともあるけど、我々は決してあきらめずにやっていきましょう。」 ミーティングで、いつもは明るい上司が、沈んだ様子で自分に言い聞かせるように…

Do my best , not to be the best

この1週間は、ほぼ毎日友だちや私の子どもたちと過ごす時間があり、オンライン勉強会にもたくさん参加できた。 私がオフの時間に出会う仲間は、アドラー心理学やパセージの考え方を良いと思ってくれている人たちだ。 同じ価値観を持っている人たちだ。 私は…

回路

心地よい疲労感を味わっている。 今日は13時半から17時まで、ずっと子どもたちと遊んでいた。 砂場で遊んだりサッカーしたり鬼ごっこをしたり、秋晴れの下で走り回った。 外遊びのときは6歳〜8歳の5人、NくんもSちゃんも一緒だった。 砂場では不穏なこと…

雨夜

引っ越して1ヶ月が経って、一昨日ようやく本を全て本棚に収めた。 読んでいない専門書や勉強に必要な本が大半だ。 この古紙の束のために私はかなりのコストをかけている。 この半年間、ほとんど本を開いてもいないというのに。 贅沢なことだ。 でも私の一番…

この道

最近、少し落ち込んでいた。 どれだけ一生懸命やってみても、ほとんど何も変わらないんだろうと思えて。 私は何の役にも立たないんだなと思えて。 私の働いている施設の利用者さんや子どもたちについて、ひいては、世の中について。 昨晩そんなことをオンラ…

あたたまる

今日は11:15からの勤務。 早番の職員さんたちに挨拶して、今日のスケジュールを確認して、日報を読んでいく。 たいてい全ての日報に目を通すよりも前に、電話を取ったり、確認の電話をかけたり、 利用者さんの対応が入ったり、送迎が入ったり、イレギュラー…

この手を差し延べる

まるで群像劇。ドラマの中にいるようだ。 生活していくのってこんなに難しかったかなと驚く。 確かに私も、インターネットの契約とか電気やガスの契約とか、賃貸物件の契約とか退居の手続きとか、とてもエネルギーが要ったし疲れた。 でもわからないことは業…

ひとりじゃないからタフでいられる

子どもたちが通っていた幼稚園の近くに住んでいる。 子どもたちとの思い出が近くにある。 そして彼らは、歩いて来れる距離に住んでいる。いつでも、会える。 神戸の中だけで生きている人間は、北に山があると世界を位置付けて暮らしているのだが、 このマン…

おかえり

早朝の5時半は真っ暗だった。 17分歩けば職場に着く。 今日はどんなことが起こるのかなと、少し楽しみに思いながら歩く。 昨日のオンライン勉強会で、仲間のみなさんからとても勇気づけていただいた。 自分にできることを探しながら、真心で子どもたち、利…

変わらない

今日の業務は引っ越しの手伝いだった。 同じ建物の中の居室を移動するだけなので、最も簡単な部類の引っ越しではあるが 生活するにはたくさんの物が要るんだなあとあらためて思った。 古くて要らなくなったものを処分したり、新しく買い替えたり、 ついでに…

芳しの

金木犀の香りが漂ってきた。 香りの記憶は強い。 学校帰りの坂道を思い出す。 それから、2年前の子どもたちとの家の近所の生垣。 いつも私はぼうっとしながらひとりで歩いていた。 金木犀だねって母が教えてくれたもっともっと遠い昔は、 ふたりでどこを歩…

おばけなんてないさ

夜勤の仕事だった。 ゴミを集めたり事務室の掃除をしたり、施設内の消毒をしたり、 あとは金庫管理とか諸々の事務作業をしたり、 22時に消灯と施錠、それから深夜0時と朝の6時にも見回りをする。 0時の見回りは、緑の非常灯がぼんやり浮かび上がるだけの…

愛するということ

昨日は時間が飛んでいった。 血圧が高すぎて辛いと言う利用者さんの対応で。 うちの施設は看護師さんがいないので、服薬管理から病院との連絡や、生活の中の看護的なことも、必要があれば職員が担うことになる。 話を伺いに訪室すると、とてもしんどそうに横…

手を振った

昨日と今日は早番で、7時からの勤務と6時からの勤務だった。 陽が登るのがだんだんと遅くなってきた。 冬に向かっている。 しかし早朝の澄んだ空気は好きだ。 早番は、子どもたちを起こして回るという業務が忙しい。 みんな、起きようと思っているから、職員…

打ち寄せる波

先日は半年ぶりぐらいにコーラスサークルの舞台に立つことができた。 幼稚園のお誕生会。園児たちと保護者の前で歌った。 素人芸が嫌いと言いながら、きっちりと素人の舞台を踏んでいる私。 でも、舞台に出る勇気と緊張は、プロもアマチュアも変わらないよと…

灯台守

今日は絶対的休日。 昨晩から子どもたちが泊まりに来ている。 毎食毎食の食事の準備をするのが面倒だけれどありがたい仕事だと思う。 ひとりだったら2、3日そればかり食べて過ごしてしまえる量が、気持ちの良いほどきれいになくなる。 たくさん食べて、た…

好きなものが増えていく。 私が自分を閉じ込めているだけで、私が飛び出す勇気を持てば世界はもっと拡がる。 ある日駅前でジャズコンサートをしている横を通り過ぎた。 気持ちの良いフレーズを繰り返し続ける。言葉はいらない。 こんな快楽を、私は知ってい…

意味はなくとも

疲れているのに、夜更かしをしたい気分。 嬉しかったことは、おやすみなさいを言ったら会釈で返してくれていたあの利用者さんが、初めておやすみなさいと言ってくれたこと。 そんな小さな変化が、私にとっては大切だ。 昨日と今日だけで、Sちゃんとのパセー…

黄金色の昼下がり

休みの次の日の仕事は、いつもより少し楽しい。 帰ってきたなあ、と思う。 私はどうなってしまっているんだろうか。 子どもたちや利用者さんたちとおしゃべりしたり、御用聞きをしたりお手伝いしたりするのが、楽しいと思えてしまう。 同じ釜の飯を食うとい…

手段と目的

何かが動き出す時はいつも並行して速度を増していく。 このまま何かが始まっていくだろうという予感がある。 またその波をつかまえたところだ。 今日は絶対的休日。 今日は充電をする日。 ダメ元で声をかけた友だちとお茶をして、色んな話をした。 それから…

先日は子どもたちを連れて、百貨店で開かれた落語会に行った。 夏休みの宿題の追い込み中の次男に「落語会があるんだけど、行く?」と尋ねると、 「俺本気出すから、絶対お母さん家にいる間に宿題終わらせるから、行く!」と鼻息荒く答えた。 長男も、行きた…

悲劇か喜劇か

オンライン勉強会でよく職場の話をさせてもらう。 しかし多分に私は自分の不出来さを隠蔽しているのだろう。 できる手立ての全てを注ぎ込んでは、いない。 今はここまでだと諦めることが、今日もあった。 暗い目をしているあの子のことではない。 私があの子…