科学特捜隊

今日は大変大きく流れが変わった日だった。

私にはそういう日が時々やってくる。

あらゆる方向から、流れがやってくる。

次の開催のパセージを受講したいという、まだ存じ上げない方からメールを頂いたり、

色々な友だちや仲間から連絡をもらったり、

そして新しく所属する場所が決まったり。

 

昨年から就職活動をずっとしていたのだが、どうやら落ち着く場所が決まった。

心理職というのは多かれ少なかれそういうものだと思うけれど、

かなり特殊な職場なので、色々と大変なことが多いだろうと思う。

でも、今まで学んできたことを活かして、人々のお役に立てたらと思う。

 

 

ハローワークの担当の方には本当にお世話になった。

私の事情や要望、例えば週末は子どもたちが泊まりに来るのでできる限り土日の休みが欲しいとか、子育て支援の現場で働きたいとか、できれば心理職がいいとか、車は運転できないとか、

まあ様々なことをこと細かに希望したのだけど

それらをよく考慮して、仕事を探すことを手伝ってくださった。

私のストレンクスもたくさん見つけて、伝えてくださった。

ちょっと恥ずかしいのでここに書くのは控えておくけど。

…でも一つだけ書こう 笑

意外なことだったのだけど、他の人の意見を素直に取り入れられるところ、らしい。

 

あまりに私の希望する仕事が、私の持っている資格では採用してもらえないので、

それで、潰しのきく資格を取ってみたらどうですか?と担当の方に勧めてもらったのだ。

他のお世話になっている方にも相談したりして、資格取得のメリットを理解して、

自分がお役に立てそうな仕事を探しながら、この時間を勉強に費やすことに決めた。

そうしていたら、また担当の方から連絡があって、仕事先を紹介してもらった。

そのときに、資格の勉強始めていますと伝えると、驚いて、喜んでおられた。

そのようなことなどを見て、このストレンクスを見つけてくださったみたいだ。

 

どん底でしたからね。

私だけの力や知恵ではどうにもならないと心底感じていた。

だから、不本意ではあるのだけど、他の方のアドバイスに従おうと思えた。

餅は餅屋。そう思って行動することにした。

 

仕事が決まりそうだという報告に行くと、担当の方は心から喜んでくださった。

このわずかなやりとりだけなのだけど、私にとっては本当に必要な支援をしていただけたし、

事務的な手続きばかりかと思っていたら、心が通い合ったことにも、とても勇気づけられた。

すごいお仕事だなあと思った。

不思議なこのご縁にも感謝している。

 

 

自慢ではないが、私はある種のコモンセンスが欠落しているし、大学を卒業してすぐに専業主婦になったので、実は社会人経験もない。

私は世事に疎すぎる。

逆に、今まで色々と仕事をいただけたことの方が不思議になるぐらいだ。

全て、ご縁であったと思う。本当にありがたいことだ。

 

でも、私がそういうクレイジー側にいる人間であるからこそアドレリアンセラピーができるんだということも、一方で私は信じている。

常識も身につけて、生きていこう。

 

 

 

これから飛び込む特殊な職場に行って、

「我々は宇宙飛行士みたいなもんなんです。このチームで、宇宙船の中で共に働くんです。」

と説明をしていただいた。

このお仕事に誇りを持っておられることがわかって、

様々な面で私の価値観とは異なるところも多々ある場所ではあるけれど、素敵だなと思えた。

私もそのチームの一員として、一生懸命働きたいと思えた。

 

でも、仕事の中身を考えると、私は、宇宙飛行士というよりも科学特捜隊だな、と思った。

各種ウルトラマンに出てくる、あのチームだ。

それぞれの専門性を活かしながら、濃密な人間関係の中で、一般社会とは異なった特殊任務を請け負っている。

仕事現場はいつも緊急事態。

怪獣を倒すことが本当に善いことなのか、ウルトラマンを頼ることが本当に善いことなのか、人々のために最も善いことは何なのだろうかと、

それぞれの隊員は悩み続けながらも、目の前にある自分のできることに邁進する。

いつも理想と現実は大きく乖離している。

 

見習いの特捜隊員として、これから修行が始まる。楽しみだ。

私の専門は、アドレリアンセラピーである。

仕事内容は多岐に渡っていて、平時は怪獣の分析、武器の訓練、ウルトラマンの謎の解明、緊急時の現場では避難誘導や戦闘機の操縦、などなど、初めての任務ばかりだ。

特捜隊のチームワークについて、ウルトラマンフリークの子どもたちに教えてもらおう。