今日から新しいオンライン勉強会。
アドラー心理学についての英語の文献(リディア・ジッヒャーの論文集)の抄読会だ。
勉強をしていて、何になるのだろうかと、何か役に立つんだろうかと挫けそうになることが多い。
けれど、私が何か行動することは、きっと世界という海に小石を投げるようなものなのだろうと思った。
小さな波紋が広がって、その波紋はやがて消えたように見えるけれど
きっとその波紋は微かに伝わって、遠い遠いどこかへたどり着くのかもしれない。
たとえどこにもたどり着かなくても、その波紋は確かに世界を少しだけ変えるのだ。
アドラー心理学を生きている人の言葉は、いつも私に勇気を与えてくれる。
この小石の波紋のことはこの論文集に書いてあって、抄読会でみんなで味わった。
理屈ではなく、このように詩的に表現されたことが私には蓄積されていく。
それを共有できる仲間がいることを幸せに思う。
詩的であることが、心を繋ぐのではないかと思う。
正確な言葉、現実を写しとろうと努める言葉より、詩的な言葉で、
そうやって正確に表現することができたらいいなと思う。
書けば書くほどに自分の拙さと中身の薄さに落ち込む。
しかし技術は修練により高まるものだ。
少しでも世界をより良くしよう。