力を抜く

今日は絶対的休日。

今日は絶対に何もしないぞ!と決めていたが、片付けを少し進めた。

それに色々な人とのやりとりは普段よりも多かったかもしれない。

 

そろそろ仕事の算段もしなければならない。

明日からしようか、もう少しのんびりしようか。

 

私は肩の力を抜いたり、いい加減にするのが苦手だ。

だから努めて力を抜けるときは抜いて、いい加減にしてみようとしている。

(というところを努力するあたりが力の抜けない人らしいと思うが。)

落ち込んだり、絶望したり、あきらめたり、力尽きたり、寝たり、

そういう私なりの休憩タイムを折り込んで、計画を立てるようになった。

締め切りには間に合わせたい人間なのだ。

だけど自分で満足できなかったり、ちょうど絶望タイムが重なっていたりして、

学校の提出物の期限はほとんど守れなかった。

期限は守れなかったけど、結局、私は提出するのだった。

私は締め切りに緊張していた。

 

社会人になって、期限を守ることの方が、自分の満足いく成果を出すことよりも重要だと思うようになった。

遅巧より拙速だ。

だから頼まれ原稿なども、落ち込みタイムを計算に入れて、自分の中でいくつかの締め切りを設けて、最終締め切りまでに必ず提出できるようにしている。

 

満足いくまで手直しできればいいけれど。

いい加減で手を抜いて、あとは他の方の意見をうかがって、そうやって物を作っていくのがいいなと思う。

私ひとりでやっていくこと、私ひとりで素晴らしいものを作り上げることへの執着を手放すことにした。

世の中が私を使ってくれる。

私はただ、世の中にとって良いように使ってもらえるよう、声に従うだけだ。

 

私には今、もう何もない。

家も、家族も、お金も、社会的地位も、肩書きも。

あるのはただ熱意と健康な身体だけ。それから、私と志を同じくする仲間たち。

野田先生から教えていただいたことと、本たちと。

こんな私を使ってくれる世界からの声を、待っている。

 

不思議と焦りはない。

この数ヶ月は走り抜けたから。

少し休んだっていいだろう。