今日は初めての1日自助グループで、夜は野田先生の論文のオンライン勉強会でした。
体力はついてきたみたいで、身体的にというよりは脳が疲れていました。
夜はまた難しい言葉について議論し続けたので、脳みそ筋肉痛です。
午前中はメンバーさんと2人で定例会でした。
午後は『子どもの協力をかちとる』の抄読会と、事例をいただいいてブレークスルークエスチョンズを使う練習をしました。
自分が事例を扱うことについては、もうだいぶ馴染んできました。
もちろん毎度緊張はありますが、パセージレベルでの到達点、カウンセリングレベルでの到達点、どちらも、まあ最低限のところまでは漕ぎつけられるようになっていると思います。
しかし手慣れてきたときから、制御していた自己流が表に出始めて、事故を生む危険性が高まると思います。
ますます、講座に出て、自分の今の状態を先生方先輩方に見ていただき、悪い癖を直していくことが必要だと思います。
今日一番脳みそがくたくたになったのは、
「リーダー役さんがブレークスルークエスチョンズを使って他のメンバーさんの事例を扱い、援助する」ということを援助したことでした。
この抄読会のメンバーさんたちは、パセージを受講された後もアドラー心理学の勉強を深めたいと思ってくださっている自助グループのコアメンバーさんたちで、
お互いにあつい信頼関係があり、安全な場を作ってくださっています。
ここでメンバーさんが事例を扱う練習ができるのは、本当にありがたく、嬉しく思います。
ですが何が起こるかはわかりません。
そして何が起こっても、私が事例提供者さんとリーダー役のメンバーさんと、他のメンバーさんたちを守らなければなりません。
それに当然のことながら、みなさんによいことを学んでいただかなくてはなりません。
これは、自分がリーダー役をすることよりも数倍エネルギーと頭を使うことだとわかりました。
10月にも一度やってみたことがあったのですが、そのときは今日のように、事例提供者さんの保護について強く意識することはありませんでした。
私の意識は、リーダー役さんの学びの方に傾いていました。
オンライン勉強会を通してたくさんの仲間と学ぶことができて、
大切なのは技術よりも構えの方だということを繰り返し繰り返し、学ばせていただいています。
今日の私の成長は、事例の問題解決よりもクライアント保護、クライアントさんの成長の方が大事だと、心の底から信じるようになったことだと思います。
それから、そうわかった上で、「メンバーさんがリーダー役を練習する」ことのお手伝いを私がすることを、恐いとは思わなかったことです。
私はメンバーさんたちを信じているんだって、信じられるようになったんだって、実感しています。
先輩方が築いてこられた治療共同体としての自助グループの姿に、私の自助グループも育ってきたのかなと思えて、嬉しいです。
とても大事なエピソードを勇気を持ってお話しくださった事例提供者さん、
事例提供者さんのことを勇気づけ続けて優しく援助してくださったリーダー役さん、
みなさんの素敵なところをお話しくださって事例提供者さんの成長に感動してくださったメンバー役さん、
本当にありがとうございました。
ご一緒に学べて幸せでした。
これからもこういう機会を増やしていけたらと思います。
人を育てることの難しさと喜びを感じました。
私を育ててくださった先生方先輩方のご苦労の一端を知った気がします。
感謝しかありません。
これからも厳しく厳しく私を鍛えていただきたいです。精進しなければ!