治療共同体

今日は久しぶりのカウンセリング。午後は長男の学校行事で母親業だった。



初回カウンセリングはいつも一番難しく思う。

どれだけお役に立てたかどうか毎回反省する。

不出来なところはたくさんあるけれど、

クライアントさんとご一緒に、エピソードを味わおうとし続けられたと思う。

エピソード分析まで入れなかったけれど、良いことを学んでくださったことも、とても嬉しかった。

次回、エピソード分析をして、クライアントさんがどんなことに気づかれ、どう変化していかれるのか、それがとても楽しみだ。




学校でも、幼稚園でも、町中でも、パセージメンバーさんたちとばったりお会いすることがある。

そういうときに、まるで旧友に出会ったかのように懐かしい思いがこみあげてくる。

お互いに手を振って、笑顔になって駆け寄ったりしてしまう。いい大人なのに 笑

周りの人たちは少しいぶかしそうにこちらを横目で見て通り過ぎていく。

私の時間は止まる。

友だちなんだなあと幸せに感じる。

一緒に笑い、泣き、知恵をしぼったあの時間と今この瞬間が、確かに繋がっていることを感じる。

そしていつも、その場にいた他のメンバーさんのことも懐かしく、ありがたく思い出すということを言っていただけて、感動するのだ。



パセージや自助グループをしているときはリーダーとメンバー。

アドラー心理学を学ぼうとしている仲間でもある。

そして友だちでもある。

そういう何重にも重なった関係性の中で、

私たちは協力的な暮らしを作ろうと努めている。



そんな話を仲間にしたら、

治療共同体に組み込まれたレイカウンセラーのお仕事をしているんですね、

と言ってもらえたことが嬉しかった。

そうだ。拙いなりに、私にできることはきっとできている。

焦らず、あきらめず、技術を磨いていこう。