今日はカウンセリングと野田俊作ライブラリのオンライン勉強会でした。
今日はカウンセリング2ケースだったのですが、
2ケースとも今日の私にできるすべてのことをできたのではないかな。
私にできることはほんとに小さなことでしかなくて、
もっと援助の力をつけなければと思います。
そうは思うのですが、今の私ができること、
クライアントさんの目で見て耳で聴いて心で考えるということ、
クライアントさんのエピソードを大切にすること、
クライアントさんと相手役さんとの物語をよむこと、
それはできていたのではないかなと思います。
クライアントさんたちが、思いを素直にお話ししてくださること、
私とのカウンセリングを有意義だと思ってくださること、
それがとても嬉しいです。
そして、困ったときに、陰性感情を抱いたときに、
カウンセリングで学んだことを活かそうと思って、実践しようとしておられることを知って、
何と言えばいいんでしょうか…
私は今日の日のために学んできたんだ、と思いました。
私は私のためだけに学んでいるんじゃないと思えました。
私はとっても自己顕示欲の強い人間なので、
私がお役に立てるということが嬉しくてたまらないのです。
でも、今日の私は、私がクライアントさんのお役に立てているということよりも、
クライアントさんが私とのカウンセリングで学んだことを、
大変な事態の中で思い出し、何とかして実践しようと努めておられたこと、
そのことを心から喜んでいました。
私を通して、アドラー心理学がこの方の物語に組み込まれたんだ。
この方は幸せになる方法を手に入れたんだ。
私はそのことを喜ばしく思います。
私がクライアントさんを救うんじゃない。
クライアントさんが自分で自分を救うために、
クライアントさんが周りの人たちを援助して生きていけるように、
カウンセリングを通して援助しようとしています。
でも今日はその私の働きかけの有効性ではなく、
クライアントさんの努力の方に、焦点を当てることができていました。
ライトはクライアントさんを照らしていました。
どんな環境でも、どんなことが起こっても、
自分を幸せにすることができると
私は信じます。
この舞台の主役は私だからです。
同じように、クライアントさんの人生の主役は、クライアントさんご自身です。
そしてクライアントさんの相手役さんの人生の主役も、相手役さんご自身です。
私は、クライアントさんがご自分を幸せにできることを信じるのと同じように、
相手役さんがご自分を幸せにできることを信じます。
カウンセリングの中で、良い解決法が見つかるかもしれないけれど、
やってみて上手くいかないかもしれません。
それでも、それは上手くいかないんだということを学んで、
また新しい方法を考えることができます。
私は神業のような素晴らしいカウンセリングはできません。
でも、一緒に考えることができます。
私はクライアントさんと相手役さんのために、
アドラー心理学を参照して、
アドラー心理学というライトで照らして、
クライアントさんの中にある答えを、一緒に探すことができます。
もっとカウンセリングの技術を磨いて、
もっと援助力を高めたいです。
いつも私は拙い自分を見つけて落ち込みます。
だけど、私にできること、私にできていることもあります。
お役に立ちたいと願うことは、私のストレンクスなのかもしれません。
そう思ってみてもいいかなって思いました。