雨の中

今日は朝から夕方までカウンセリング(エピソード分析)の講義と実習だった。

今日は私はクライアント役をした。

その後仲間とお茶をしに行って、

ひとつ仕事を引き受けることにして、

仲間と夜ご飯を食べに行って、

それから、また別の仲間とカウンセリングの勉強会をした。


今回ご一緒できたみなさんは、本当に真面目な方たちで、

野田先生の教えを、優子先生の教えを、そのまままっすぐに、一心に学ぼうとしておられると思う。

私はこの仲間と共に学び合えることを幸せに思う。

そして、地元に私と共に学ぼうとしてくださる仲間が待っていてくれることを幸せに思う。



私は、こういう講座に参加するとき、人を裁いてばかりだった。

人の不出来なところばかりを見つけていた。

でも今日は、良いところをたくさん見つけることができた。


たとえ私の好みとは違う方向であったとしても、

私が全てをわかっているわけはなくて、

私の想定しうる範囲外で、人は良い意図で動いている。

私は今回の事例の相手役以外の人のことも、同じように、

私の狭い想定範囲内で理解しようとしていると気づいた。

私が思うよりももっと世界は広いし、

私が思うよりももっと人々は多様で、ユニークで、賢くて、面白いと思う。

だから、他の方のご意見は、しっかりと受け止めようと決めた。

私は私の範囲内で生きていたらそれ以上の成長ができないから。

これらは今日のカウンセリングを受けて私が学んだことだ。



やりにくいクライアントで申し訳なかったけど、

私の物語を聴こうとしてくださったこと、

本当に嬉しかった。

こういう風に聴いてもらえたら、

とっても勇気づけられるんだなあって実感した。

きっと素敵なカウンセラーになられると思う。


たくさんの仲間と再会できて、

こうしてまたご一緒に学び合えて、

本当に嬉しい。

みなさんの目覚ましい成長ぶりが、眩しかった。

一緒にどん底を体験した仲間たちだ。





これから私たちはまた雨に降られるだろう。

だけど、もう私は逃げないと決めた。

雨は降るんだ。

それはどうしようもないんだ。

その降りしきる雨の中を、一緒に濡れて歩いて行こう。

私はあなたに差しかけてあげられる傘を持っていない。

この雨から守ってあげることができない。

だけど、私はあなたと一緒に濡れて歩くことだけはできる。

そして私と同じように、あなたと一緒に雨の中を歩いてくれる仲間が、いる。






さあ、明日はカウンセラー役だ。

今の拙いこの私を、どうかクライアントさんのお役に立てるように、使えますように。