表裏一体

今日は練成講座の最終日。

カウンセリング実習がデモや試験も含めて6ケース。

私は今日はカウンセラー役をさせていただいた。

 

この2日間、まっすぐで、純粋で、粘り強くて、クライアントさんを援助しようとし、クライアントさんが良いことを学ぶことができた

素敵なアドラーカウンセリングをたくさん見させていただいた。

たとえ時間内にカウンセリングが最後までいかなくても、

素晴らしいカウンセリングがたくさんあった。

 

 

 

今、私は劣等の位置に落ちている。

時間内にカウンセリングは最後まで到達したけれど、

でもね。

クライアントさんが良いことを学ぶための援助を、

もっとしなければいけなかったと思う。

いくつかの分岐点で、私はクライアントさんのために最も良い選択肢を選ばなかった。

選ばなかったのは、私の弱さだと思う。

私は、自分の想定範囲の外へ出る勇気が持てなかった。

 

ただ、私は拙いながらも今はプロのカウンセラーだから、

カウンセリングをとにかく時間内にまとめることはできるようになった。

少しばかりはクライアントさんに学んでいただけるような働きかけもできるようになった。

それはそうだったと思う。

だけど、このままではいけないと思った。

 

クライアントさんの物語を、もっと大切にしなければと思うし、

もっとクライアントさんのお役に立てるようになりたいと思う。

 

私の弱さを乗り越えなきゃと思う。

もっとクライアントさんを信じて、もっと一緒に、2人で迷ってみたいと思う。

道を見つけるのはクライアントさんだから。

私はいつも、いつだって、クライアントさんに尋ねなければ。

クライアントさんが成長できるように、クライアントさんに質問をしなければ。

私には全然技術も強さも足りない。

美しいカウンセリングはできなかった。

 

 

 

今のマイナス感情は後悔かな。

でも、昨日クライアントをさせてもらって、今日カウンセラーをさせてもらって、

お互いに役割を交代したこのクライアントさんとは、

今までとは違う関係を築けたと思う。

それは言葉にはできないあたたかいものだ。

私たちはまだまだ未熟だけど、あの瞬間はお互いにそのときの自分の精一杯をやったよねって、思える。

協力してくださって本当に感謝している。

クライアントとしてもカウンセラーとしても、下手くそで申し訳なかったけれど、

どちらの立場のときも、

飾らないかっこ悪い不器用な私のままで向き合えたことは、

信じていたからです。信じてくれていたからです。

本当に、ありがとう。

 

 

学べば学ぶほどに、先生方先輩方が遠くにいるように感じる。

精進します。

本当にたくさんの学びをありがとうございました。