今日はカウンセリングでした。
カウンセリングは私にとって、自分の未熟さに直面し続ける仕事です。
クライアントさんのお役に立てるように、
カウンセリング中は全身全霊で努めていますが、
帰り道は、もっと良い方法があったのではないかと思ってしまいます。
私にとっては何でもそうかもしれません。
そんな風に思うようになってから、激しく落ち込むことはなくなりました。
私とクライアントさんは、少なくとも2人の良い人間関係を作り続けているし、
良い物語を作り続けています。
クライアントさんはご自分の日常の中で、学んだことを実践しようと努めておられます。
そのことは、素敵なことだと、私がきちんとできていることなんだと認めようと思います。
私は、カウンセリングが上手ではありません。
自分の拙さ、不出来さ、不甲斐なさを見つめ続けることはきついですが、
私はそれらを、逃げずに見つめ続けています。
それに加えて、事例検討会で仲間たちに見てもらってもいます。
勇気ある行動をしているんじゃないかな。
上達するためにできることを、様々に努力しているんじゃないかな。
そういう自分を認めることが「今日は今日の名人」という言葉に含まれているかもしれません。
私は私の想定する範囲内のことしか見ることができません。
世の中はいつも私の想定範囲を超えています。
それに気づくたびに、私は逃げ出したくなるんじゃなくて、
投げ出したくなるんだなあというのが最近の気づきです。
でも私が投げ出そうと投げ出すまいと、事態は動いていくのです。
そうであれば、無駄であっても取り組んでみようと決めました。
良い成果が出なさそうだとやる気が出ないっていう子どもっぽさが、私の問題なのかもしれません。
それで自暴自棄になりがちです。
これでは恥ずかしいので、大人になろう。
仲間たちの頑張る姿を見て、そう思いました。