今日はプチパセージを予定していたら、いつも一緒に学んでくださるメンバーさんと2人きりで、
パセージをより深く学ぶ会になりました。
昨年の日本アドラー心理学会総会の、パセージについてのシンポジウムを聴いたときも思ったのですが、
パセージを一人の親が学んだら、その方の子どもたちが勇気づけられる。
パセージを一人の先生が学んだら、その先生が関わる子どもたちが勇気づけられる。
先生方の影響というのはものすごく大きいのだなと思ったのでした。
よい働きかけのできる先生が増えていくということは、
よい社会を作っていくことにつながると思います。
私自身は教育現場についてはあまり詳しくないのですが、
一緒に地元で学ぶ仲間や、オンラインで学ぶ仲間たちが、
教育現場、医療現場、心理職、子育てで、様々にアドラー心理学を実践されているお話を実際に聞けるので、
ちょっとずつ世間を知っていっています。
こうやって世間を知っていくこと、
色々なお仕事や色々な立場の方のお話が聴けるということが、
私はとても楽しいなと思っていることに気づきました。
私はシャーロック・ホームズとポワロが好きです。
ホームズはジェレミー・ブレット、ポワロはデビィッド・スーシェが演じるドラマを繰り返し観ます。
単純に推理ものが好きだというのもあるのですけど、
暮らしぶりとか言葉とかが全然異なる様々なクライアントたちと、
エピソードを共有し、冒険するところ、
そしてどんな人たちがクライアントとして来ても、探偵たちは何も変わらない、
というところを面白く思うのです。
これはイギリスの社会構造とかなり深く関係していて、
貴族は貴族の、使用人は使用人の、労働者は労働者の、
それぞれの階級の暮らしぶりや交流の範囲は決まっているわけで、
あらゆる階級の人たちと交流できるのは、多分警察か探偵か、
あとは聖職者ぐらいなんですよね。
自助グループであっても、
プチパセージで、もしかしたら一生に一度だけお会いすることになるかもしれない方とでも、
その方の人生の一場面を共有することができるということ、
そのこと自体を喜べるようになってきました。
初対面の人と話すのは苦手だし、いまだに緊張するのは変わらないんだけど、
もっと楽しむこともできるかもしれないなと思います。
明後日のプチパセージはたくさんの方が来てくださるそうです。
よい時間になりますように!