お稽古

今日は久々の日曜版プチパセージだった。
初めましての方が3名、おなじみの方が2名来てくださった。

 

何度やってもプチパセージは最も難しい。
パセージ受講につながるようにと工夫しているけれど、
せっかく来てくださったのだから満足して帰っていただきたいし、
よいことを学んでいただきたい。
まったく興味や関心の違う初めての方たちが集まると、
どこに焦点を当てて進めていくかも迷うところだ。
時間内にどう組み立てていくか、
どんなお話しを聴くことができるのか、
どんな話題になっていくのか、
未知数ばかりなので、だから、難しいけれど面白い。
そして多分、パセージリーダーとしてものすごくよい訓練になっていると思う。
口コミで集まってくださったみなさまとのご縁に感謝している。
またお会いできればいいなと思う。


私が最近知り合ったアドラー心理学に関心を持っている人たちは、
スポーツをしていたり、習い事をしていたりする人がけっこう多い。
コーラスサークルに入って練習しているので、私もお稽古している人だ。
それでよくわかるようになったのだけど、やっぱりアドラー心理学はお稽古ごとだ。
お稽古している人たちは、失敗してもくじけない。
芸は失敗から学ぶものだと知っている。
そして、上達したいと情熱を持ち、上達するための方策を講じ、上手な人をモデルによりよく学ぼうとする。

 

私、楽器が下手だったのだけど、へたくそな自分が嫌だったというのが大きいかもしれないと思うのだ。
へたくそなのは当たり前だって思えなかった。
自分だけがへたくそだと思っていた。しかしみんな最初はへたくそだ。
練習すればするだけ、上達する。シンプルなことだ。
それを知らなかったんだなあ…。

なんでも同じ。
ドイツ語も英語も、カウンセリングも。
ああ、下手な自分でいるのが私は本当に嫌だ。
だけど上手になるためにはお稽古続けるしかないんだなって、やっとわかった。

 

というわけで来週の日曜日も、プチパセージ開いてお稽古する!