絶体絶命

昨日は急遽、今週日曜日からのパセージ開催が決まって!

各所に連絡等、忙しくしていた。

私にお役目を与えてもらえる。たいへんありがたいことだ。

 

相変わらずプチパセージも開催していくつもりだ。

今度は、平日コース開催の準備に向けて、気合いを入れていく。

 

 

椎名林檎の、というか東京事変の「絶体絶命」という曲が好きだ。

あるライブで、この曲の演奏が始まった瞬間に急にベースの音が出力されなくなって、

みんな何が起こったかわからず、前奏を長めにして、

状況を察したギターが急遽ベースのパートを弾いて、

ベース不在のまま歌が始まり、途中でトラブル解消されベースが復帰、ということがあった。

ベースが復帰した瞬間のメンバーたちの表情がぱっと輝くところなどを見ると、

舞台に乗るのはこれだからやめられないよね、って私も思ってしまう。

 

高校の吹奏楽部の定期演奏会でも、似たような絶体絶命があった。

ドラムと金管パートだけが演奏する部分、しかも金管パートは立ち上がってパフォーマンスする一番の見せ場で、

ドラムソロと金管の入りがどこかで噛み合わなくなって、

一瞬みんな混乱状態に陥った。

ドラムがアドリブでソロを続けて、学生指揮者が、「せーの!」と口を動かして、

なんとか金管全員が同じところから演奏を始めた、ということがあった。

その後数年、あのときは死ぬかと思った、と会うたびにみんな口々に言った。

失敗した恥ずかしさと、互いへの信頼と、少しの誇らしさを含ませて。

 

 

舞台の上では何が起こるかわからない。

そして人生も舞台の上で繰り広げる芝居だと私は思う。

シェイクスピアの書いたとおりだと思う。

そういえば山口百恵の「絶対絶命」も、たいへん芝居的で私は好きだ。



絶体絶命のときは何度も何度もやってくる。

でも、必ず乗り越えられる。

舞台の上では何が起こるかわからないのだから。

 

パセージという舞台で、メンバーさんたちとどんなお芝居を作っていけるのか、

たいへん楽しみだ。

そして私の人生のあらゆるステージでも、いちいちのピンチや災難や事件や悲しいできごとに、私の感情は反応してしまうけれど

私は自分の人生の主人公である限り、必ず乗り越えられると信じていたい。

カーテンコールはいつも笑顔で終わるものだから。