渡る

今日は珍しく1日予定が入っていなかった。
珍しく長い昼寝をした。


昼寝の間、珍しく長い夢を見た。
私はどこかへ旅に出かけたらしい。
友だちとふたり旅。
横断歩道のない大きな通りを渡ろうと足を踏み出すと
右側から大きな白い車が猛スピードで迫ってきた。
友だちが私の手を強く引いて、私は歩道に戻った。
白い車は私の目の前で急ブレーキをかけて、
バックして切り返して、来た道を猛スピードで去って行った。
それから私たちは大通りを渡った。
私は何も恐くなかった。

 


おそらくこの道を進んでいくことは、困難なことだろう。
何を守って何を手放すのか、

私の前を進む先生方、先輩方も悩み続けて歩いておられるのだろう。

 

私は今まで、通りを渡ることが恐かった。
行き交う車は私のコントロールできないものだから。
私は今まで左右を確認し続けて、足がすくんで、
結局その場所を渡らずに、横断歩道を探していた。歩道橋を探していた。
私一人ではそうだった。
でも、もう私は一人ではないから。
予測できず理解できない危険は起こるけれども、
私は仲間と共に進んでいくことができる。
そう信じようとしているんだろうと思う。