ヒーロー

約1ヶ月ぶりにブログを書いている。

体調を崩したり元気になったり、

生活に変化があったり、

相変わらずオンライン勉強会に頻繁に参加していたり、

パセージプラスが無事に終了したり、

色々と慌ただしい毎日だ。



どうでもいいことだが、今日はウルトラマンの日(ウルトラマンがTVに初登場した日)らしい。

今年は55周年だそうだ。

YouTubeでアニメを見るのが好きな子どもたちが、最近ウルトラマン仮面ライダーも好んで見始めて、教えてくれた。


ウルトラマンは私も見ていた。(リアルタイムではウルトラマンティガの世代だ。)

しかし、父が昭和のウルトラマンのビデオをよく借りてきて見せてくれたので、私は昭和ウルトラマンたちも馴染みである。

そういえば小学低学年の頃、ウルトラマンのイベントに家族で行って、怪獣図鑑を買ってもらって弟と読み込んだりもしたし、

怪獣とウルトラマンたちのおもちゃもそこそこあった。

それらは皆私の子どもたちに引き継がれているが、最近まで彼らはそこまで高い関心を持っていなかった。


急激にウルトラマンについて博識になってきた子どもたちに、そういえばウルトラマンのテーマソング集も家にあることを伝えた。

そのCDを手渡してしまったがために、

エンドレスリピートでウルトラマンたちの主題歌が流れ続ける生活が始まってしまった…

そして恐ろしいことに、私も小さい頃聴き込んだCDなので、ほとんど歌えてしまうのである…。

音感のいい次男は下のパートを歌うのでハモったりできる。

ちょっと冷めた態度の長男も、歌詞の間違いを指摘してくれる。

ぼーっとしているとイントロが頭の中で鳴り始めてしまうぐらい、困った状態である 笑


…基本的に嫌いではない。

トランペット吹きとしてはなかなか爽快な曲たちである。

昭和ウルトラマンの主題歌はほとんど軍歌なので。

私は実は宇宙戦艦ヤマトの主題歌なんかも大好きである。

トランペット吹きの血が騒ぐのである。


次男の返事は「シャアッ」になってしまった。

もちろん、両手を前に構えて腰を落としたあの姿勢で。

ウルトラマンへの憧れなのかパセージプラスの効果なのかよくわからないが、

最近2人のケンカがたいへん穏やかになった。

本当に殴り合い蹴り合うことがなくなって、ウルトラマン的戦いごっこに変化した。

取っ組み合ってはいるが、本気ではない。ただのショー。

相手への憎しみもあまり感じられない。




ヒーローを鼓舞する軍歌と、皆のためという目的のために戦うヒーローと。

私は子どもたちに、暴力を学んでほしくなかったから、

今まではウルトラマン仮面ライダーをなるべく遠ざけようとしてきた。

けれども、今の社会には自分のためにという動機があまりに蔓延しているように思う。

たとえ独善的であったり、結果他人に迷惑をかけてしまうことであったりしても、

皆のためにというヒーローの動機は、輝かしいのだと思いあらためた。

その正義が、価値相対的な正義であると、メタに立ってわかっていれば、

私たちは賢くなれると思う。

暴力を使わないで、別の手段で相手とわたりあうことができるようになると信じたい。