私の知らない私

昨晩は初めての夜勤だった。

日中はわくわくし過ぎて、落ち着かず過ごし、

たまたま連絡のあった近所の友だち2人と、それぞれちょっとずつおしゃべりしたりして仕事の話など聞いてもらった。

友だちに話していて気づいたけれど、私は今の状況を楽しんでいるようだ。

濃厚なお付き合いのこの友だちたちも、私の変化に次ぐ変化をあたたかく見守ってくれながら、様々に協力してくれながら、面白がってくれているようで、大変ありがたく、嬉しい。

 

 

体調はとても良い。

不規則な生活になるから、体調管理をマスターしなければならないと思っていて、

そうしたら思いの外肉体労働だったので、余計に気をつけている。

質のよい睡眠を6時間とれば、私は調子が良いらしい。

早番(6時出勤)の前や夜勤の後などは、7時間寝れば元気でいられる。

今は良い季節なので楽だけれど、あとは極寒の冬が怖いけれど、まあ仕方がない。

頑張って鍛えていこうと思う。

 

もともと朝が苦手という自堕落な人間だったので、そこに大変な劣等感を感じていた。

そのため、早起きして出勤ができるという最近の自分にかなり満足している。

自己管理できるということが、とても嬉しい 笑

ひとり暮らしというのは、こういうときにとても便利だ。

私の自由を感じる。

 

 

車の運転も、勤務中に社用車で練習させてもらっている。

上司自ら、助手席に座って私を特訓してくださっている。

走ることについては随分と上達してきたが、あとは車庫入れが問題である。

送迎などで業務上運転が必須なので、とにかく安全運転絶対のドライバーになれるように、

職場のみなさんが私を応援し、協力してくださっている。

本当にありがたいことだと思う。

 

「運転ができたら自分でどこまでも行けるんだ!って思うと、嬉しくない?」

と、上司は楽しそうにお話しされる。

この上司は、大学の時の私の研究室の先生とよく似ておられる。

「Mさんはとっても真面目ですから、安全運転は大丈夫ですよ、もう乗っていて全然怖さは感じませんよ。あとは本当に数をこなすことです。」と言ってくださる。

「でも、異常に真面目ですね!」と笑われた。

運転がこの仕事をする上での一番の不安だったけれど、今は運転の訓練が息抜きにもなってきた。

 

 

私の苦手だった早起き、体調管理、運転など、今、新しい技術を身に付けていっているところだ。

どれも大人として当然の嗜みなのかもしれないけれど、どれも新鮮な気持ちで取り組んでいて、ひとつずつ成長していく自分を楽しんでいる。

私の知らない私に毎日出会う。

 

大変なこともあるけれど、私は元気です。

魔女の宅急便のキキみたいだな、と思う。

私は若者ではなくなったけれど、そんな気分で新しい毎日を過ごしている。

 

今月は夜勤のときに先輩がついてくれるけれど、来月からはひとりでの夜勤になる。

それが次の緊張だ。

でもきっと、できるようになるだろう。

そんな風に、不安を使わずに挑戦しようと思えている。