遠い日

昨日は子どもたちが朝から来てくれて、今日の夕方帰って行った。

どうも私の体調が思わしくなく、昨日と今日は何回も昼寝をした。

 

子どもたちといると、安心して眠れるというのも確かにある。

確かにそれもあるけれど、子どもたちといるとたいへん疲れるというのもある。

エネルギー量が高すぎる。もう私には手の届かない高さである。

いや、一緒に暮らしていた頃も、私はひじょうによく昼寝をしていた。

今、彼らのいないときに昼寝することが格段に減っただけで、

彼らといるときに私が昼寝をするのは以前から変わらないところかもしれない。

 

 

今さら考えたって価値判断したって、もう仕方のないことだからなるべく考えないようにしているけれど

私が一緒に暮らしていないことは、申し訳ないなと思う。

あの子たちのエネルギー量に驚く自分が、ちょっと寂しい。

ずっとその中で暮らしていたことが、信じられなくなるぐらいに昔のことのように思う。

 

彼らの父親とはうまくやっているようだ。

彼らたち3人の生活を作っていっている話を聞くと、嬉しく思う。

もうあの家の中も、別の場所のようになっているのだろう。

私たちが作ってきた過ごし方も暮らし方も、全く変わって、

3人にとっての心地の良い場所で、時間の使い方が安定してきた様子だ。

よかった、と思う。

私が私のひとり暮らしに心地よく慣れてきたように、彼らもそうなっているようだ。

 

 

母親面するのはやめなければと思った。

彼らは私の良いと思う価値観を、採用しないかもしれない。

なんとなくその可能性が高いような気がしてきた。

それでも、彼らの採用する生き方を、応援する覚悟を持とうと思う。

本当は、一緒に暮らしていたって、子どもたちが私の価値観を採用しない可能性は大いにあるのだ。

それを制御できると私はまだ思い込んでいたようだ。

支配的だな。

そのことに気づけたことはよかった。

私は彼らの一番側にいる大人の友だちでいたいと思う。

いつでも彼らの味方でいる。いつでも彼らの居場所でいたい。

 

 

今日は次男の誕生日。

7年前、こんな状況になることなんて誰も想像できなかっただろう。

なんて、私が決めたことなのに、こんな風に後悔するのはよくないと思う。

多分昨日、初めて、この暮らしを選んだことを後悔した。

だけどもう戻れないし、戻りたくない。

限られた中で私にできることをしたい。

彼らとの時間を、関係を、より良いものにしたい。