目を逸らさないで

今日は野田先生の論文のオンライン勉強会でした。


こちらは月1のゆっくりペースのオンライン勉強会です。

ですが、じっくりじっくり読み進めて、みんなで質問も話し合いも丁寧にしていくので、

野田先生の論文の意味がほんの少しずつ、でも確実に理解していっているぞという実感があります。

メンバーがみんなカウンセラーなので、カウンセリング技術の向上も目標にしています。

各地での勉強会のシェアリングもとてもとてもありがたいです。


仲間と学び合っていると、

私はとてつもなく深い劣等感の穴に落ちることがあります。

私は地元で、パイオニアです。嫌な言葉ですが、お山の大将です。

だから私には、私がきちんとアドラー心理学を正しく理解し、正しく使えているか、チェックしてくれる先輩や同期がいないのです。


アドラー心理学の使い方の難しさは、我々の目指す平等で対等な協力的な関係というものが、アドラーの思想に立脚していて、

それは人類がずっと失敗し続けてきた関係を克服した理想であるため、

意識しないでいると、すぐに支配的で暴力的で競合的な関係に陥ってしまうということです。

意見の異なる相手とも、「相互尊敬、相互信頼、協力、目標の一致」を保って対話し続けることが、よい人間関係です。

いつでもどんなときでもどんな相手でも。

…私は修行未熟です。


そういうわけで、いつでも自分よりよく学んでいる人の目が必要だと思うのです。

特に私は、自分が正しいと思い込みやすいから。

だから県外の先生方先輩方の講座や勉強会に出て、私のカウンセリングをみんなの前で見ていただいて、私がきちんとアドレリアンセラピストとして保てているかどうか、指導していただかなければならないのです。

とてもとても勇気が要ります。

本当なら、定期的に先輩方の前で練習したいです。

地元でカウンセリングの勉強会ができるようになればと思います。

でも、今はまだまだですので、講座というけっこう大きな舞台で、私は不出来な自分をさらけ出すしかないのです…。

そうしなければ、私は自分を信じてしまって、師匠やアドラーを裏切ることになってしまうだろうから。


私はいつでも不出来なんだと思っている方がいいんだろうと思います。

私は状況的にも性質的にもお山の大将になりやすいんだと、恐れている方がいいんだろうと思います。

私と共に学びたいと思ってくださる方が段々と増えこられて、とても嬉しいです。

だからこそ、みなさんが正しくアドラー心理学を学べるように、私は自分をより鍛えていかなければならないと思います。


仲間たちが地元でカウンセリングの勉強会をしているのがとてもうらやましかったです。

コロナ禍で自由に行き来できないのも困ります。

でもそのうち、機会を見つけてあちこちの自助グループでのカウンセリング勉強会に行ってみたいです。

リアルで会って、学び合いたいです。