ハイパーアクティブ

今日は絶対的休日。

午前中に五体投地&瞑想と、

2年近くほったらかしていたアドラー関連の翻訳作業に取りかかった。

午後からはパセージ関連や子どもたちの買い物に1人で出かけて、

自助グループのブログを更新した。



自助グループのブログを書くのは面倒だ。

というのは、広報活動なのでこのブログのように気ままに書けないからだ。

パセージリーダーペルソナにならなければ書けない。

ちょっとエネルギーが要る。

言葉を選ぶので時間がかかる。


ダラダラと作業していると、

「あのーお母さん、ケーキ焼いてもいいですか?」

と長男がやって来た。

そういえば昨日からケーキ焼きたいなあって言っていた。

そういえば昨晩から、「ぼくいい子でしょ〜」って言いながら

お皿を運んだりお風呂洗い交代してくれたり、部屋に掃除機かけてくれたり、

やたらといい子モードになっていた。

家の中も(比較的)片付いたし、きょうだいゲンカも(比較的)少ないし、

心地良い環境を作ってくれている。

「どうぞ」

「わーい作ってきます♪」


よくはわからないが次男と言い争いが聞こえてくる。

なぜケーキ作りながら「痛いやめてー!」なんてことが起こるのだろうかと思いながら、自分の用事に集中する。


しばらくして「あのーお母さん」と2人がやって来た。

「焼き芋焼いてもいいですか?」

「え?ケーキはどうなったの?」

「もうできました!スポンジケーキの上に乗せて、さつまいもケーキにしたいの!」

「どうぞ」

「わーい焼き芋〜!」


今日の夜ご飯は、私の作った適当な豚汁と、さつまいもケーキだった。

味はとても美味しい。

食パンぐらいの柔らかさのスポンジだった。

前回作ってくれたスポンジケーキは豚カツぐらいの噛みごたえだったから、かなり上手になっている!

「いえいえ、まだ固いです。ふわふわにしたい…!混ぜ過ぎてグルテンができてしまったので…」


長男は本当に試行錯誤を続ける人だ。

2年前から何回も挑戦している鶴亀算の問題が、昨日初めて解けたと言っていた。


長男には原稿用紙を買うよう頼まれていた。

1年生の冬に彼が書いた『火の竜水の竜』という物語が、現在大長編になって、シーズン6ぐらいまでできているらしく、お友だち内で人気だそうだ。

続きはまだかと催促されるらしい。

挿絵を描き、ポスターやしおりなどのグッズも作っている。

最近は仲良し3人組で『火の竜水の竜』のテーマ曲を作っていて、みんなで演奏するのだそうだ。

お友だちと朝休みはサッカー、昼休みはマラソンをしているらしい。


なんだか眩しい。

野田先生に、彼はハイパーアクティブだと言われていた。

もしも欲しければ、そういうお医者さんのところへ行けば(AD)HDなどの名前、きっともらえますよって

笑いながらおっしゃっていた。

ちょっと「元気」の範囲を突き抜けていた。

私は彼とつき合うことに疲れ果てていた時期があった。

エネルギー量がものすごい。

好奇心も関心の幅もものすごい。

集中力も体力も、根気もものすごい。

その膨大なエネルギーと能力とを全部、破壊的な方向に注いだらどんなことが起こるか。

すべては私の対応のまずさによるものだったけれど、お互いに苦しい時期があった。

ちょうど3年前の今頃だ。


今、彼は自分の能力を様々に建設的に使って、周りのみんなを楽しませ、助けてくれている。

とてもありがたく思う。

お友だちにも恵まれて、本当に良かった。



今日はたくさん身体を動かして疲れたが、

長男の根気強さを見習って、

よし、これからドイツ語やろうっと!