響き合う

今日は野田俊作ライブラリのオンライン勉強会だった。


仲間たちと学び合うとき、

一緒に仕事をするとき、

まるでアンサンブルだと思う。

それぞれ違う個性の楽器を奏でている。

みんなでひとつの曲を演奏している。


あなたが主旋律を奏でるときは

わたしは伴奏を担ってみる。

和音で支える人たちのおかげで

副旋律が聴こえてくる。


楽器によって苦手な使い方があるけど、

そのハンディをわざわざ逆手にとって

印象深い効果を狙う曲もある。

チューバに主旋律を歌わせてみたり、

フルートを汽笛のように鳴らしてみせたり。


私たちは真剣に同じ曲を演奏しながら

同時に音符で戯れているんだろう。

わたしの音がみんなの音に溶け合って

響く瞬間を目指しているんだろう。



音を合わせるためには

まず自分の音を鳴らせと習った。

自分の音が聴こえなければ

相手は決して合わせられない。

不思議だけど、自分の音を鳴らしてはじめて

周りの音が聴こえてくる。


私がしていることは音楽だ。

どうやって1人1人の良い音を引き出し響かせるか

そのことを考えている。

難しい楽譜は、みんなで話し合って

どうやって演奏するか決めていく。

なんだ、私は協力するということをちゃんと知っていたんだ。