背負えるだけの荷物

明日から帰省することに決まったので、今日は慌てて準備の日でした。

さしあたっての荷造りは完了。

 

私は動くのが面倒なので、なるべく自分の動きを最小限にしたくて、

それで頭の中で計画をきっちりと立てて、

あとは体を動かして荷造りするだけ、という状態にして、

気持ちを盛り立ててから動こうとしていました。

これ、とてもエネルギーが必要でした。

体を動かすのは、実は、

体を動かそうと思って、よし動かそう、と思って動かすよりも

とりあえず動いてみるかって、動かす方が楽なんですね。

最近まで知らなかったんだけど。

 

荷造りも、とりあえず必要なものを用意して、

足りなかったら現地で何とかすればいいし、

要らなさそうな物は後で出せばいいわぐらいの気持ちでいると、

とても楽だということに気づきました。

一度で完全に物をそろえてしまう必要はないんだって。

 

それから、私に本当に必要なものが何か、わかったのかもしれません。

服とか服飾小物とか、化粧品とか…

あれも持って行きたいとか、これがあったらいいかもとか、

普段全然使いもしない物を、あれこれ考えめぐらしていたかもしれません。

そういう自己執着に気づいたことは、楽になる一歩だと思います。

まだ手離せていないんですけどね。

でも、ずいぶんと服に迷わなくなってきました。

迷うような物は、きっと私に不要なものなのです。

 

 

子どもたちの荷造りは、あっさりしていていいなあと思いました。

自分の持てるだけの好きな本と、好きなおもちゃと、日数分の服。

服というのも、下着類と、Tシャツと、半ズボンのみ。

とってもシンプル。

彼らは自分に必要なものがわかっているんだなあ。

重すぎたら、これは持っていくのやめようって、カバンから抜くことができます。

すごいなあと思います。

私、これぐらいやったら気合いで運べる!と言い訳して、カバンを一杯にしてしまいます。

 

 

私に必要なものって何なんだろう。

きっと、そんなに多くないんだと思います。

でも、ここまで生きてきて、手元に置いておきたいものは、

いつまでも大切にしていけばいいのだと思います。

好きな本は、そんなに多くはない。

どうしても聞きたい音楽も、そんなに多くはない。

私が今後も読むべき本は、わずかだと思います。

時間は限られているから。

 

身軽でいると、とても動きやすいです。

私の手に負える荷物だけだと、きちんと管理ができます。

私は私が背負えるだけの荷物を持って、

その荷物を有効に使って、それだけでなんとかやっていこうと思います。

 そうやって、身軽な心で、生きていきたいと思います。