千里の道も

今日はカウンセリングと、オンラインの事例検討会でした。

原稿仕事の詰めの作業もしました。

 

今日はけっこう働いたり勉強したりしたぞ。

なので、もうあまりエネルギーが残っていません。

そうではあるけれど、自分の求める完成度に全然足りなくても、

とりあえずやってみるっていうことができるようになったなと思って、

自分の成長を認めようと思います。

 

完璧主義ですね、私は。

カウンセリングの事例検討で、自分の事例を出すとよくわかります。

仲間に私の良いところを言ってもらえるので、本当にありがたいです。

カウンセラーは、自分の働きかけによって、

必ずクライアントさんは良いことを学ばれるはずで、協力的な生き方へ向かって行かれるはずだと信じている必要があります。

自分1人だけでカウンセリングしていたら、自分の不足ばかり見えてしまうのですが、

事例検討会の仲間のおかげで、踏ん張れていると思います。

 

仲間は、私1人では考えつかなかったたくさんのアイディアや意見を出してくれます。

たくさんのことを気づかせてもらって、学ばせてもらっています。

この勉強会で事例を出すことは、完璧でいたい私にとってはなかなか辛いものがありますが、

出した分だけ、クライアントさんへの援助力が上がっていっているんじゃないかなって思います。

 

 

今日のカウンセリングも、私的感覚まで出して、時間切れになってしまいました。

いい加減に1時間以内にエピソード分析を最後までできるようにならなくちゃって思うんですが、

でも、もう、いちいち盛大に落ち込むのはやめます。

今日、クライアントさんとご一緒に、じっくり考えることができたことは、

きっとよかったことなんだ。

ひとつひとつの手順を確認しながら、進んでいったもの。

協力的な仮想的目標の道筋で行ってみたけれど、

途中でよく考えて、一緒に立ち止まって、競合的な仮想的目標の道筋に変更しました。

その道中で、クライアントさんは本当に色々なことに気づいていかれて、

たくさんの発見をしておられました。 

そのひとつひとつが、素晴らしいことだと思います。

世界が少しだけ、優しく見えてきたのなら嬉しいです。

 

 

私たちは思い込みの世界に生きています。

どうせ私たちは思い込みから逃れることはできないのです。

だけど、だからこそ、良い思い込みの世界で生きていきたいと思います。

世界は何の色もついていなくて、変わらない。

色あせて見えるのも、輝いて見えるのも、それは全部私が変わることによってそのように映るのです。

そういうことを、アドラー心理学の仮想論といいます。

 

 

人さまのカウンセリングなんて、この私が、大それたことをしているなあと思います。

でも、クライアントさんが私を選んでくださったのだから、そのことに自信を持って、

今の私にできる精一杯をしていきたいと思います。

共に学んでくれる仲間の存在が本当に支えになっています。

みなさま、ありがとうございます。

そして、学び続けようとしておられるクライアントさんの勇気に、いつも私が勇気づけられています。