光への道

今日はカウンセリングと、新しいオンライン勉強会の準備会でした。

 

なんと私はもう1つ、オンライン勉強会を始めることにしたのでした。

こちらでご一緒に学び合うのも、深いご縁のある方たちです。

野田俊作ライブラリーをテキストにして進めていく計画です。

ライブラリーの文字起こし、頑張っているのですが、なかなか大変な作業でして、

あれだけの労力を費やしたものはぜひとも広く活用したいという思いもあり、

とても貴重な財産だと思いますので、

何度も読み返して話し合ってみたいと思います。

(すべてライブラリーを有料配信しているアドラーギルド社の承諾を得て行っています。

 アドラー心理学にご興味のある方は、ぜひ購読してみてください。

 野田先生の熱意とユーモアにあふれたお話、とてもためになります。)

 

パセージが面白いのは、

リーダーマニュアルもパセージテキストも何一つ変わらないのに、

メンバーさんが違うと、出てくるご意見やエピソードが全然違うので、

まったく違う風に展開するところです。

また、再受講のメンバーさんについては、

1度目受講のときと2度目受講のときとでは、ご意見が全然違うのです。

この方はこんなことを学ばれたんだと、リーダーとしてはとてもありがたく、嬉しく感じます。

そういう、1回ごとのグループの個性が、メンバーさんの個性が、とても面白いです。

だからきっと、ライブラリーの同じお話を元にしても、違うメンバーさんと話し合えば、

まったく違った学び合いができるだろうなあと、とても楽しみです。

 

 

ライブラリーの中に、野田先生がアドラー心理学の供給者の覚悟についてのお話をされているものがあります。

正しいアドラー心理学を正しく伝えていくのが供給者(カウンセラー、心理療法士)の役目だと。

そのためには自分自身の実践がどれほどできているかが大事で、

自分の理解が偏っていないかどうか、常に研鑽を怠らないようにと。

他の人々と、良い関係を作っていくことができなければ、

アドラー心理学のことは全然わかってなんかいないんですよ、と仰いました。

 

それはひどく重たい言葉です。

だけど、私の前を歩く先輩方はみんな、そのように覚悟を持って、

いつも、より学ぼうと努めておられます。

私たち後輩たちのことを尊敬し信頼し、共に学び合おうと、たくさんの場を作ってくださいます。

私も供給者の末席にいます。

未熟ではあるけれど、こうして様々な場を作っていくことは、

きっと供給者として果たすべき責務なんだろうと思えました。

 

なんかね、最近各方面からお呼びがかかるもんだから、

たくさん仕事を請け負ってしまって、

私は舞い上がっちゃってるのかな?って思っていたのです。

でも、カウセリングのクライアントさんたちから、勉強会のメンバーさんたちから、

私の作る場を、良かったと言っていただけて、

私はお役に立てることができるんだって気づけたのです。

 

 

私が先生方から、先輩方から受け継いだこの小さなろうそくの灯火を、

今、この方たちに灯しているところなんだ。

そして、きっとこの方たちは、私と共に、その灯火を手に歩んでくださる。

もしも私がつまづいても、もう暗闇にはならない。

そう信じられるようになりました。

私の働きかけがあなたのお役に立てたということは、

あなたが勇気を持って、一歩踏み出されたということは、

何よりも私を勇気づけるのです。

それは、私からあなたが勇気づけられたと感じているよりも、

もしかしたら、もっともっと大きいかもしれません。

だって私は、少し前までたった一人で、

この灯火が風に吹き消されてしまいそうだと恐れていたのだから。

 

私と同じように、

小さなろうそくを片手に、風を恐れながら

一生懸命灯火を継いでいこうとしておられる供給者の仲間たちが、私にはいます。

きっと、大丈夫です。

私たちはちゃんと正しい道を選んで、一歩ずつ光に向かって歩んでいます。

そうでなければ、こんな風にたくさんの方と出会って、学び合っていくことはできないでしょう?