内なる自由

今日は、カウンセリングルーム、パセージ会場としてお借りする会場の契約がまとまりました。

信頼できる方にご協力いただけること、とてもありがたいです。

 

 

会場探しは、全国のほとんどのパセージリーダーさんも苦労されていると思うのですが、

なかなか難しいです。

 

私は、自助グループは近所の公民館で開いています。

たいへん安く借りることができて、広い和室で、言うことないのですが

土日の利用は、たいてい他のイベントや教室で使われていて、ほぼ不可能です。

また、地区の行事が入るので、平日であっても、

パセージで8週連続して利用することができません。

 

パセージの会場は、以前は様々な市民センター、県民センターを利用していました。

私がどういう者で、パセージとはどういうもので、受講者はどういう方たちで…

ということを窓口でプレゼンしなければなりません。

利用規約は厳しいですし、

安くない受講費をいただくので、利用料金が通常の倍になります。

しかも、受講者が集まらなかったら開催を取りやめにするので、

あまりいい顔をしてはもらえません。(当然ですが。)

ダメもとであちこちに行きましたので、度胸はつきましたが、

やはり開催前の恒例のミッションとして、気は重いです。

 

昨年からは、ある私設の会場をお借りしていました。

とてもとても素敵なところで、

基本的に全館貸切りなので、託児のお部屋も利用させていただけて、

本当にありがたかったです。

ですが、所有者の方が、パセージの受講費2万円が高いということで、

管理の方に、あまり貸したくないというご意向を伝えられました。

子育ての支援ということであれば、福祉ということであれば、と納得していただいていたのですが、

そうであればもっと多くの方の手の届く値段ですべきではないかということなのでしょう。

そのご意見はよくわかります。私もそう思いますから。

一瞬、私の損益計算表を見ていただこうかと思ったのですが、

(出雲パセージは交通費等で仕事すればするほど赤字で、未だに全然赤字です。)

たとえそうしたところで、理解していただけるのは

私が儲けていないということだけであって、

受講費の2万円に関してはどうにもならないので、

前回のパセージが終わった段階で、

私がパセージで利用させていただくことは止めました。

いつか、優子先生や先輩の心理療法士さんをお呼びして勉強会を開催していただくときは、

そのときには、できればここを利用させていただきたいと思っているので、

今は引っ込むことにしたのです。

 

 

会場についてはそんな経緯がありましたので、

私のことを信頼してくださって、

快く貸してくださる方のところで活動ができるということが

本当にありがたいのです。

また、宣伝も積極的にしてくださるとのお申し出、本当にありがたく思います。

 

 

市や県の、子育て支援サークルとして、

自助グループを申請しようかと思ったこともあったのですが、

ずっと迷ったまま、しませんでした。

また、手広く活動しているママサークルの傘下に入って、

広報活動を広くできるようにしようかと思ったこともあったのですが、

それもしませんでした。

あるいは、私が行政関係の心理職として仕事を請け負えば、より活動しやすくなるかなと思ったりもしましたが、

それもおそらく私はしないでしょう。

誰かのお墨付きを得るということは、

たくさんのメリットを享受できると同時に、

その誰かの意向に沿うように活動しなければならないということです。

 

私は自由でいたいと思います。

私のアドレリアンとしての理念に沿った活動が自由にできることを、

一番大切にしたいと思います。

それはきっと、儲からないでしょうし、

今すぐに多くの人には伝えられないでしょう。

でも、今、私の周りにはたくさんの協力してくださる方々が、

私の理念に賛同してくださる方々がいらっしゃいます。

そして、少しずつその輪が広がっていっています。

私を必要としてくださる方に、きっと出会えると信じて、

ただ私は私の活動を、一回一回の自助グループやパセージやカウンセリングを、

より良いアドレリアンセラピーとして提供できるよう、努めます。

この道を進んでいる限り、きっと誰かが私の傍にいて、

様々な形で、私と一緒に歩いてくれると、信じます。

 

 

今日、急にこのブログの読者さんが増えて、びっくりしています。

読んでくださってありがとうございます。

カウンセリングのご依頼も、会場が決まったときから次々にいただいて、

びっくりしています。

本当に、不思議なことばかりですが、幸せに思います。

私にやれることをやっていきます。